残照
2004年 11月 28日
かつて英国に世界一の汎用自転車がありました。
スターメイアーチャーやレイノルズを傘下に世界最大の自転車メーカーだったラーレーのロードスターです。
やがて、外装変速機やアルミニウムパーツで武装したフランスやイタリアのメーカーに敗れ去りますが、ロードスターが世界の汎用自転車に与えた影響は多大なものです。
モールトンは、イタリアやフランスの普通車にも負けない巡航性能を目論んで開発されました。
ブロンプトンに乗っていると、私の頭の中をこの2つの歴史に残る名車の影がよぎるのです。
モールトンに近いディメンションを持ち、ロードスターのように乗りやすい自転車。
かつてラーレーも折り畳み自転車を作り、モールトンのライセンス生産さえしていました。
それらの設計思想がもしも30年間進化し続けていたら・・・それはきっとブロンプトンのような自転車になっていたと思うのです。
作り手達の意図は、知る由もありません。
たとえ偶然の産物だとしても携帯性を持たせて進化した未来のロードスターの姿が此処にひとつあるように思います。
英国の血脈を継ぐに足る者が此処にいます。
スターメイアーチャーやレイノルズを傘下に世界最大の自転車メーカーだったラーレーのロードスターです。
やがて、外装変速機やアルミニウムパーツで武装したフランスやイタリアのメーカーに敗れ去りますが、ロードスターが世界の汎用自転車に与えた影響は多大なものです。
モールトンは、イタリアやフランスの普通車にも負けない巡航性能を目論んで開発されました。
ブロンプトンに乗っていると、私の頭の中をこの2つの歴史に残る名車の影がよぎるのです。
モールトンに近いディメンションを持ち、ロードスターのように乗りやすい自転車。
かつてラーレーも折り畳み自転車を作り、モールトンのライセンス生産さえしていました。
それらの設計思想がもしも30年間進化し続けていたら・・・それはきっとブロンプトンのような自転車になっていたと思うのです。
作り手達の意図は、知る由もありません。
たとえ偶然の産物だとしても携帯性を持たせて進化した未来のロードスターの姿が此処にひとつあるように思います。
英国の血脈を継ぐに足る者が此処にいます。
by minivelo21
| 2004-11-28 10:22
| ブロンプトン